9月13日にカナダ出身のミュージシャン Feist のライブに行ってきました。
彼女のことをちゃんと知ったのは映画「500日のサマー」(2009)の作中、Mushaboomという曲が使われていたのがきっかけ。Feistのライブに行くのも、オランダでコンサートに行くのも初めてで、ライブに行くこと自体何年ぶりのこと。
ギター弾き語りから始まり、ストーリーテリング、スマホで会場をプロジェクターに映し歩いたり、途中に突然バンドが登場したり。どこからどこまでが演出なのか分からなくなる遊びと愛の詰まったパフォーマスでした。セットリストは新しいアルバム「Multitudes」とアレンジされた過去の曲。お茶目で聡明で孤独で愛があって、こんなに声ひとつひとつに人柄が満ちた歌のうまい人がいるのかと思った。(一般人な感想すぎ?)
ちょっと泣いてめちゃくちゃ踊ってうっとり見惚れて、何日でも眺めていられたな。
私には数年前に今までの人生にないくらいショックで後悔した出来事があって、「なんてことしたんだろう」とずっとそこから抜け出せなかったんだけど、最近やっとその自分を受け入れて優しくなれるようになってきた。
ライブを見ながら、私がこんな気持ちになれるなんて、ついこのあいだまで思っていなかったヨ、と思った。このライブはご褒美。